2015年4月30日木曜日

30にして無邪気に面食いな男と30にして慎重な割に我慢がきかない女

いやいや。なんなのまじで。

邪気無さすぎでしょ、つーか男はいいよなあ!!!

30目前で
「ほんとに好きになった子としか付き合ってこなかったから」
とか言ってんじゃねーよ!!
んで数少ない過去彼女がことごとく「ちょう可愛い」「あいつ面食いだから」だと?!
悪かったなーいわゆる『可愛い』に入んなくて!!

このやろー危機感を持て危機感を。

しかし男はそれでいいんだろうな?
君のよーな男が36,37まで空席のまま独身でいても
いずれ10歳くらい若いギャルと結婚してゆくのだろう。

殺意!!!!

ぜぇはぁぜぇはぁ。


もうだったら究極セフレでいいんだけど(と一瞬でも思いましたハイ)、
それも「どうでもいい相手だったら今日押し倒してるけど、そうじゃないから」とか
あのねえ。
どうしてわたしが今から改めてあなたと親友ごっこをする羽目に?

・・とかやめよう、ちょっと落ち着いて?落ち着こう?
こんなブログ見られたらまじで友情すら終わるねwww
っていうかこんな下衆ブログにする気はなかったんだけどな??


まず、わたしが慎重すぎた割に我慢がきかなかった。

これって30前だから?
本格的に恋愛稼働するのが1年とかぶりだから?
片思い状態で好きオーラを出すのに躊躇したっぽいな。

いや、というよりも、20代半ば頃までの本気片思いと同じノリに突入できなかった。
それなりに毎日彼のことを考えてはいたし、
予定表とかチェックしてたし、
メール文面は練ってから送ってたけど
「あくまでも気の合う同志」としての信頼感/距離感を突破する勢いがなかった。

しかし、それも詮無いこと。

なぜならば、
わたしが心から「同志」の延長として彼と付き合うことを望んでいたから。
わたしが彼を選んでいる理由がかつてのような
「もうだめ、ちょうかっこいい、ちょう好き」ではなく
「ああ、こいつだったら無理せず一緒に過ごせて、かつ楽しいのかも」だから。
それが本質だな。

で、相手からしても親友であることは確信していたがゆえに
このまま親友ごっこ続けるのもじれったい、というので
「あーもうめんどくせえ、好きって言っちゃえ」と正面突破。

が、一方で相手は
「本気で好きになった子としか付き合えない」
とか10代みたいなこと無邪気に言っていて
その本気で好きになった子というのがことごとく「可愛い」だと。

これはなー
タイミングの問題もあるが、
構造的に噛みあわないわな。


っていうかこのパターン1年半くらい前に1回やってるんだけどね・・
そんときも同期。
だいたいわたしを親友だと思ってる空席の同期ってものは
突然好きとか言われると揺らぐんだが、
「いまは結論出せない」とか言ってくんのね。
今回もご多分に漏れず。

「いまは付き合えない」
じゃねーっつうの!!おめえに「いま」とか言ってる余裕があっても
30目前のこっちにはねえっつの。

っていうのが超絶正直な感想だけど
一抹の不安を覚える。
わたしの恋愛観これで大丈夫なのかと。

無駄に独力で仕事の修羅場乗り越えられるようになってしまったから
「寂しいから恋愛する」一本足打法から抜け出したものの、
逆に強くなりすぎて全然甘えないわ、
“better half”的相手を求めて冷静沈着だわ、
同時に「いやいや性欲はここからさらにもう一段熟します」的年齢だからそこは衰えないわ、
ということであまりにも男前すぎるスタンス。

とりあえず彼とは親友ごっこ続ければいいのかな・・・
いや、居心地の良さで言ったら
すぐに彼を捨てる気はないんだよな・・・・

起こった出来事でいうと、

先輩たち交えて飲んで、3時までカラオケ行って数名帰れなくなり
数名とともに彼宅に収容されそうになるも
男と一緒に彼宅に収容されても仕方ないので
いったん別でタクシー拾う。

しかし乗っているうちに
「あーもうこれで連休も約束してないまま1週間とか悶々とすんのかー」
とじれったくなり
「運転手さん、いまどこですか?」
「霞が関ですよ」
「わかりました。恵比寿向かってください」
「え、恵比寿ですか?!」
「はい。何分くらいで着きます?」
「えーと10分くらいですね」
「え10分?!速っ」
と恵比寿に超速で向かいながら、
彼に連絡。

「10分後に電話する」

まもなく返信。

「え!何かあった?」

何かあったじゃねーよ・・おまえ・・・

「なんもないけどwいまから会ってから帰るから。
 眠いのにごめん」

「いまからってどこで?いまどこ?!」

恵比寿に到着し取り急ぎコンビニで用を足す。

「恵比寿。XXのローソン」

「どこそれ笑
 でもとりあえず迎えに行く」

「恵比寿住人しっかりしろよwじゃとりあえず駅いる」

向かいながら彼が電話してきた声が
前回寝る前に電話したとき同様甘えた声で
さすがに勘づいたかな?と思ったのもつかの間、

「ひとりで来たの?」

「ひとりだよ他にどんな選択肢があんのよ」

「いやXX(後輩)と一緒かなとか」

「・・ひとりです」


もう本当にやだ。
なんか相談でもあるのかなスタンスの先方は
「どっか飲み屋でも入る?」とか言ってるけど
朝3時に店探す気合もないわたしは

「わかった。わたし言いたいことがあんの」

「え、なに超怖いなに」

久しぶりに人を好きになって
それがあんただ、という趣旨のことを告げる。(ここで照れてセリフ再現しないわたしね)

「なるほどー!!それはいまのおれに言っても
 眠すぎるのと酒で頭が痛いので思考が回ってないよ・・?とりあえず家いこう」

しかしなー。本当に気づいていないとは誤算だったな。
最終的に「いつ気づけばよかったの俺は?」とか言ってたしなあいつ。


まあ家に着いてから謎に仕事の話やら
研修の話やらあれこれ会話したのちに

「いや、俺ほんとに好きだと思った子としか付き合えないんだけど、
 いま(わたしに対して)そういう気持ちはない。
 親友・同期としてむちゃくちゃ大事だからこそ中途半端に付き合って壊したくない。」(10代発言)

「どうでもいい相手だったら話は簡単なんだよ。
 じゃあ今日はとりあえず一緒に寝よっか、でいいんだけど
 どうでもよくないの、ほんとに。」(性欲薄い発言)


「一方で、全力で空席だし、この先彼女ができる保証もないし、
 (わたしのことを)いい子だなと思うっていうのもあるんだけど・・
 いま結論出してくれって言われたら付き合えないんだけど。。
 男らしくないよね」

とのこと。

「いや、わかるよ。もう全然わかるし、それで全然いいんだけど。
 まあでもだから好きってなんだろうって思うよね。
 わたしはあなたとだったら一緒にいて楽だし面白いかなと純粋に思うだけで。
 修羅場も自力で乗り越えた去年があるから、
 自分を認めてほしくてするような恋愛は卒業したし。
 前の彼氏のときは『これってただの承認欲求で好きじゃなかったのでは』と思っちゃって
 それでしばらく好きな人もできなかったんだけど。」

と返し、
この先の関係/行動については濁す。

そうこうするうちに始発の時間が来て「あーもうわたしお暇しなきゃ」。


「最後に男らしく言い切ってみたら?笑」

「いまは付き合えない」

「はいよ」

ほんとなんなんだろう。
なんで親友枠で帰宅させられてんだろう。

もうちょっとしばらく考えるのめんどくさいわー。
ちょっと放置してみます。
もうやだ。
こんな形の長期戦やっている暇はない。

ま、でも多少は、仕事への集中力戻りそうだな。
逆に主導権こっちにあるともいえるしね。


あーほんと無邪気な面食いに引っかかるとか。
慎重で傷つきたくない割に突然男気出してしまうわたしとか。

保留、いったん判断保留。


あ、ついにブログランキングとかに登録したっていう。
いろんな人に見つからないように祈っています。

2015年4月10日金曜日

わたしには「また連絡する」がある

「約束のある女子は最強。」

というのは『サプリ』で、
あのもじゃもじゃ頭の写真家と温泉旅行の約束をした藤井ミナミが某H社オフィスを颯爽と歩きながら心の中でつぶやく言葉だ。(確か。)

あのときの藤井ミナミはいくつだっけか。確か28という描写があったはず。
なんと!藤井ミナミさえ追い抜いたか。そろそろ田中女史の年齢も見えて来るな。
(ぜひ『サプリ』読んでみてください。身につまされます)

そう、「約束のある女子は最強」なんて真顔で思ってたときあるなあ~
遠い目。
かと思いきや、それ今です、今。

本当にめんどくさいな俺、
こじらせもここまで来ると、自分でとぼけて自分でつっこまねばならん。
そんな時代あったなあ~とかカッコつけてないで、
ああ、そうですよ、また恋愛してますよ。なんだよこれ。
もうおまえはセカンドバージンか!と。違うけど

管理職の忙しさを舐めてはいけなかった。
未読メール200件規模の彼のメールボックスに
わたしのメールはどうやら深く埋もれていたらしい。

メールを送ってから1週間以上経ったその日、
電話で話したあと、どうやらこれは読んでいないなと思って
当該メールに「未読ならば取り消し」アクションを発動したら
普通に「取り消し成功」って返ってきて
日曜の夜にメールを送ったことを反省した。
前週来た大量の未読メールのなかに埋もれるのは必至だった。

しびれを切らして電話をしたのは2日前のこと。

1週間以上連絡を絶っているなか
全社集会で何回か顔を合わせ「おうおつかれ」「おうおつかれ」のやり取り。
こっちが1週間メールをスルーされている緊張感ですれ違うのに
向こうの無邪気な「おつかれ」ぶりときたら。

「ああ、あれは読んでないか純粋に忘れてるかだな」
と納得したわたしは、帰り道、電話することにした。

繰り返し出てくるフレーズすぎて自分でも飽きてきたが
29にもなって、電話するのに1時間は悩んだ。
電車で移動しながら40分、降りて乗り換える合間で20分。

乗換駅の改札前でやっと決意して、ああもういいや、と発信した。
呼び出し音を聞きながら
「うわ、鳴っちゃってる」
とつぶやく。
呆れる。高校生かよ。

でも、呼び出し音が止まる瞬間っていつも軽く感動する。
これはどの恋愛でも、いくつのときでも、いつでもそうだ。
向こうの世界とつながった瞬間の、あの無音。
どっと向こうの空気が流れてくる感じがする。
受話器の向こうに全神経で耳をそばだてる。

幕が落ちて、
真っ白なスクリーンが現れて、
そこに相手が映るまで、食い入るように見つめる感じ。

ほんの一瞬の、「あ、つながった」っていうあのコンマ数秒のなかで
ぐるぐるぐる、感情はめまぐるしい。


電話に出た相手は寝ぼけた声を出していて、まだ23時だというのに意外だった。
「あ、ごめん寝てた?」
「うん。もう体力の限界だと思って」
「忙しそうだったもんね。体調よくないの?」
「あんまりよくない。どしたの?」
「どうもしないけど元気かなと思って。」
「元気じゃないよー」

2,3言葉を交わして、すっと降りてきた間にわたしは言葉を滑り込ませる。
「じゃあ、おやすみ」

おやすみを言う関係というのは、すでにちょっと特別だ。
どんなに深夜に連絡しても仕事仲間とは「おつかれ」だから。
1時間悩んで、会話したのはものの4,5分だったが、
おやすみを言えたことだけで十分。

「うん、ごめんね。今日は寝るわ。また連絡する」
と彼は言った。


「また連絡する」!!!!


「『また連絡する』!!!!」じゃねーわ、ふつうだろ、とセルフつっこみしたくなるのを抑えて
いやいや、良かった。ほっとした。
もうこれ、察しろってことかなー
もうナシってことかなー
などとあれこれ考えた時間が本当に無駄でした。もっと仕事すりゃよかったわ。

っていうか本当に管理職の忙しさ舐めてた。
わたし暇だわ、今。全然まだ働ける。(謎のモチベーションUP)

だってわたしには「また連絡する」がある。
「約束のある女子は最強」的感覚。

その「連絡する」が今から1週間後であっても無問題。
全然大丈夫。
忙しいってすごいし、「連絡する」っていう予告がここまで力を持つ?
すごい。

ま、2年前くらいまでのわたしなら、ここらでしびれを切らして

「おいてめーやる気あんのかコラこっちは好きなんじゃボケ」

とかって結論を迫ってしまって
ポシャらせてきたわけだけれども。
まあ、いいか。と思えるのはなんだろう。年の功?

それはこの際なんでだっていいけど
「わたしには『また連絡する』がある」とか心のなかでリフレインして
トイレでニヤニヤする29歳。こわいよね。
仕事しろ。